裏ものとの出会い 〜地獄まっしぐら〜

 私の性格の悪いところはお調子者なとこです。
 それまでまぐれで勝っていたことが、私の性格の悪いところを出していました。

 「パチスロなんて楽勝じゃん(大バカ)。」

 私のこんな調子に乗った思いを見事に打ち砕いてくれたのが裏ものでした。
 その名もハナハナ30
 そうです。裏ものの代名詞、沖スロです。
 それまでも私の通っていた店では、大花火30、ハイハイシオサイ30といった裏ものを置いていました。
 しかし、金に余裕がなかった私はそれまで手を出しませんでした。
 理由は一つ、怖かったからです。
 それまで裏ものを一度も見たことのなかった私は、
 ハイハイシオサイ30の新台入替のとき度肝を抜かれました。

 ビッグ70回。バケツの山(驚)。
 さらに一方では1800、1500はまり続出(汗)。

 ショッキングでした。
 自分がちっぽけに思えました。
 今でこそ吉宗などの登場により1000回転オーバーなど当たり前の時代
 (絶対おかしい)となっていますが、
 これまでの最高枚数6500枚(ナイルパニックで奇跡)、3万勝てば大喜び、
 一日の最高負け額3万円(三万円負けた日は自己嫌悪)の私にとって
 次元が違うと判断していたのです。
 しかし2ヶ月たったある日、こんな私にチャンスが!

 新台入替!!ハナハナ30導入!!
 キター!!まってました!
 それまで打ってみたくてうずうずしていた私は「ついに勝負のときが来た!」と、わくわくしていました。
 好きな人に告白する以上にドキドキしていました。
 前の日の夜は眠れなくて、万枚出したら何買おうかなぁと妄想に浸ってにやけてました(笑)。

 そして新台入替の日、18:00オープン! (18:00オープンじゃ万枚なんて無理だろ!)
 私は3〜4時間前から、友人と10番くらいのところに陣取り開店を待つ。
 情報によると新台は30台ぐらい入るらしいから台取りは余裕でした。
 そして10分前に入店!
 とりあえず興奮してわけわかんなくなっていた俺は、一番目立つ角台ゲット!!
 友人は中央あたりに陣取り、着席し開店を待つ。
 時間の過ぎる感覚がおそい。
 「・・・・ドキドキ。めっちゃ緊張するー!」
 そのときふと、隣の台をみてみると
 「なに!!!!?
 あやしい。あやしすぎる。
 リーチ目が出ていたのです。
 「やっちまった。隣ぜったい高設定だよー(泣)。」
 そのときいかに自分に観察力がないか実感しました。
 でもまだわからない!店の罠かもしれないし、俺のも高設定だ!
 と自分に言い聞かせました。

 そしてついにけたたましいほどの場内アナウンスとともに開店!
 開始してほどなく、「チカ!!
 「き、きたー!!ハイビスカス!
 モーニングはいってました!!隣の台が!

 ・・・がっくりです。「やっぱり隣かよー。」
 隣はそのあともコンスタントに引きまくり。
 一方の私はというと550回転を過ぎたとこでやっと初当たり。
 「やっときたー!もう2万使ってるし連チャン頼むよー!(3万以上負けたくなかった)」
 と、レバーに願いを込め32G(32Gバージョンだった)消化。
 しかし、願いむなしく2連で終了・・・
 「まわりはお祭り騒ぎなのに・・・。」
 つぎのあたりはというと700回転過ぎでした。
 しかも単発
 もう半分廃人です。
 「もうどうでもいいや。こうなったらあと2時間今日はとことんやってやる。」
 と試合放棄気味に光らないハイビスカスを眺めてました。
 そして投資金3万円を超えたちょうどそのとき、やっと来ました!
 3連チャン、4連チャンと立て続けに引き、終わってみれば4時間で3500枚出し4万勝ち!
 ほんと3万円でやめなくてよかったよ。
 今考えるとちょっとしょぼいけど、そのときの私にしてみればすごい勝負でした。
 友人はというと6000枚弱で+11万越え(モーニング入ってたし)。
 隣も5000枚くらいだったかな。
 どちらも設定6だったのだろう。
 俺もいつか設定6!と意気込みました!
 しかし、そのとき私は大事なことに気づいていませんでした。
 このお祭り(新台入替)こそ、店の罠だったのです・・・。
 つづく

 裏ものとの出会い 〜つづき〜




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