裏ものとの出会い 〜つづき〜


 ハイビスカス依存症

 そうです。あの光が私を虜にしてしまったのです。
 新装の次の日、夏休みで実家に帰省しなければなりませんでしたが、
 あの快感が忘れられず朝からストレートで3万円負け、前日に勝ったことが無意味になっていました。
 夕方、打ちたい気持ちを抑え泣く泣く実家に戻った記憶があります。

 そして一ヵ月後。戻ってきたときには抑えに抑えた気持ちが一気に爆発!
 新装のとき3万円を取り返して4万円勝ったという経験が追い討ちをかけていたようにも思います。
 「一回当たれば取り返せる!
 そんな気持を持つようになり、投資額はどんどん膨らんでいきました。
 しかし、そんなうまくいくはずもなく、3万円ノーボーナスはもちろん、ときには−5万という日もありました。
 何回両替機とパチスロ台を往復したことか・・・。
 勝っても1、2万程度で、5回に一回勝てる程度でした。

 今になって冷静に考えてみると、
 店は新装の次の日から回収モードで設定6なんて置いていなかったように思えます。
 おいていたとしても30台の中からたまにあるたった一台の設定6に
 朝一からピンポイントで座ることは不可能に近かったです。
 それでもあの光を見ることができるとアドレナリン出まくりで大満足でした。
 気がつくとハイビスカスの輝きが見たいがために低設定の台を打っていました。
 負けるとわかっているいくさにいどむ兵隊の気分で、むきになってやっていた部分もあったと思います。
 完全にまわりが見えていませんでした。
 「最初においしい思いをさせておいて後から回収する。」
 まさに店の思うツボで、そんなパチンコ店の王道ともいえる単純な回収方法に引っかかり、
 設定1を毎日打っていたきがします。
 それでも私はやめることができず負けを積み重ねていました。
 結局一度も設定6には座ることなく気づいたらその島に座っているのは私一人でした。

 気づくのがおそすぎました・・・。
 すでに3ヶ月で35万近く負けていたからです(汗)。
 さすがにひと月で20万負けたときは、友人も裏ものはやめろといっていました。
 この時期はまさに人生のどん底で、一時期50万をこえていたパチスロ貯蓄もほとんどなくなり、
 これまでほぼ毎日行っていたパチスロもさすがに控えめになりました(まさにタネ切れってやつ)。
 自業自得といわれると仕方ないのですが、本気でパチスロをやめようかとも考えました。
 言葉で言うことは簡単ですが、本当に胃が痛かったです(学生の20万は大きいですよー)。

 私は今でも裏ものを打つときがありますが、そのたびこの時期を思い出します。
 しかし、このようにどつぼにはまることはもうありません。
 それには、このときの経験が大きく働き、理性をたもつことができているからだと思います。
 裏ものもうまく立ち回れば収支につながります。
 収支につながったときの快感といえば通常の何倍もあります。
 快感を求めてパチスロをする時点で、自分のことを根っからのギャンブル好きなんだなぁと思いますが。
 懲りてない自分が嫌ですけど、パチスロは楽しんでこそだと思ってます。
 これを読んだ皆さんは決して真似はしないように・・・。
 しないか(笑)。




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